比較優位の原則とは?イラストを用いて分かりやすく簡単解説!
比較優位(ひかくゆうい)の原則は、イギリスの経済学者デヴィッド・リカード氏によって提唱された貿易に関する基本的な原則です。
貿易をする際、それぞれの国が自国の得意な財の生産に特化することで全体として大きな利益が得られるというものです。
A国はももを1単位減産して、みかんの生産に集中するとみかんを3単位増産でき、逆にB国はみかんを3単位減産し、ももの生産に集中するとももを4単位増産できるとします。
このときA国はみかんの生産に比較優位があり、B国はももの生産に比較優位があるといいます。
そして、両国とも得意な方に特化して生産し、貿易を行うことで全体としてより多くの利益を上げることができます。